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司法書士法人 小保内事務所

採用事務所の声「司法書士 小保内洋子 事務所さま」。メンターエージェントをご活用いただき人材の採用に成功された司法書士事務所さまの声をご紹介いたします。

 神奈川県横須賀市の司法書士法人 小保内事務所は、登記はもちろんのこと成年後見・遺言・離婚相談など、地域に密着した法律サービスを幅広く提供。また、所員5名は全員女性で、女性が長く働ける環境作りにも力を入れている。「うちの事務所は体育会系です」と明るく言い切る所長の小保内洋子司法書士も、かつては採用がうまくいかずに困っていたという。大都市とは違う特色ある事務所作りを目指す小保内氏に、事務所の特色と以前抱えていた採用に関する悩み、メンターエージェントを利用するメリットなどについて詳しく話をうかがった。
(写真左は司法書士法人 小保内事務所 笠井孝美司法書士、右は弊社代表山口)

もくじ

司法書士法人 小保内事務所

■業務
不動産登記、商業登記、成年後見、裁判事務、相続・遺言など
※事務所の詳細については下記ホームページをご覧ください。
http://www.obonai-office.jp/

目指すは地域密着型で女性が働きやすい事務所

― はじめに、司法書士法人 小保内事務所(以下、小保内事務所)の特色を教えてください。

ひとことで言えば「地域密着型」の事務所です。お客さまは、地元の銀行・不動産会社・中小企業・個人のお客さまと幅広く、業務も不動産登記・商業登記・裁判事務・成年後見といろいろ行っています。開業して10年が経過し、昔ご縁をいただいたお客さまから、「またちょっと困ったことがあって……」と相談を受けることも多く、リピーターが増えています。
 これからも、よりいっそう地域の方々に貢献できる事務所になっていきたいので、司法書士業務を通じてだけでなく、他の活動でも地域に貢献していきたいと思っています。横須賀の中学校では、興味のある職業を実際に体験させる職場体験という制度があって、その受け入れ先になっています。中学生3、4名に見学ではなく本当に3日間仕事をさせるのですが、うちは体育会系なので(笑)、まずは挨拶、それも「お腹から声を出せ」というところから教えます。最終日には、子どもたちの目の色や顔つきが変わってきますし、ストレートな質問や意外としっかりした意見を聞けるので、心が洗われる感じでとても楽しいです。それに終了後には、子どもたちが書いた体験レポートが配られるので、他の生徒や父兄の方々にも司法書士の仕事がどういうものか知ってもらえます。校長先生はじめ学校関係者と話す機会も増えましたし、これからも地域の方々との交流を深めていこうと思います。

― 所員の方がすべて女性というのも特色のひとつですね。

実は、意図的にそうした訳ではありません。性別は関係なく採用していたのですが、なぜか男性は辞めてしまって、気付いたら女性ばかりになっていました。決して、男性をいじめた訳ではありませんよ(笑)。でも、男性・女性両方のお客さまから、女性のほうが相談しやすいと好評なので、当面はこのままでいこうかと思っています。
 それに、自分もいま子育て中ですが、女性の司法書士が結婚・出産のブランクから仕事に復帰するのは、とても大変なことです。同期をみても続けている女性はとても少ない。簡単にはとれない、人生のある時期をなげうって獲得した資格だと思いますので、それを活かせないのは実にもったいない。法律や制度の改正がめまぐるしい時代ですから、なるべく短いブランクで少しずつでも働き続けられるような環境を女性同士で協力して作り上げていきたいと考えています。女性が手に職を持って、一生働いていくことができるようにしたいですね。

― そのような事務所を実現するために、どのような人材を求めていますか。

何度も言いますが私は体育会系なので(笑)、健康第一、元気で明るく、根性のある人です。まだ少人数ですが、チームとして仕事をしていますので、協調性があり、事務所の一員として一体感を持って業務をすすめることができる方を求めています。あとは、向上心があることですね。勉強し続けなければ、司法書士の仕事も続けられません。「司法書士として成功したかどうかはお客さまが決めること、お客さまの声に真摯に耳を傾けてレベルアップしなさい、勉強は一生だ」と、所員にも自分にも言い聞かせています。事務所として、研修や勉強会への参加を奨励していますし、参加した人には研修内容を他のメンバーに必ず伝えるようにしてもらっています。資料もすべで電子化して、全員がいつでも検索できる仕組みにしています。情報を共有することで事務所全体のレベルを上げていきたいと思っています。

「資格者が大都市へ集中してしまう」ことが大きな悩み

― 小保内事務所が、メンターエージェントを利用するようになったキッカケは何ですか。

友人の司法書士からの紹介です。当時(リーマン・ショック以前)は、不動産がちょっとしたミニバブルの時期で、仕事が忙しく、人をずっと募集していましたが、うまく採用できずに困っていました。それを同期の司法書士仲間に相談したところ、既にコンサルティングファームの山口代表と知り合いだった友人から、「人材紹介サービスも始めたらしいよ」と紹介してもらったことがキッカケでした。

― どのような点がうまくいってなかったのですか。

特に資格者の採用がうまくいっていませんでした。まず、応募自体が少ない。応募がきても、前にあげたような要件に合う人がいない。やっと採用しても短期で辞めてしまうということが続いていました。さまざまな媒体を使って募集を行っていましたが、景気が良かったということもあって、横須賀まできてくれる資格者はほとんどいませんでした。東京・横浜といった大都市に近い分、資格者は都市部へ、それも大手の事務所へ流れていってしまうようでした。

― 採用はどのような方法で行っていたのですか。

最初はハローワーク(公共職業安定所)と神奈川県司法書士会へ求人登録を行っていましたが、反応がなかったため、青年司法書士協議会の集まりに参加したり、特別研修の講師になって、直接、資格者に声掛けもしました。忙しくなってそれができなくなると、大手の就職・求人情報サイトへの登録も行いましたし、一般の人材派遣会社にも依頼しました。求人情報サイトへ登録したときは、もの凄い反響があり、優秀な補助者を採用することができましたが、資格者の応募はありませんでした。

― たくさんのチャネルを使ったようですが、コストはいかがでしたか。

ハローワークや書士会など費用がかかるものは少なかったのですが、自分の時間と労力をかなり使いましたから、換算すれば結構なコストになっていると思います。また、やっと採用しても短期で辞められてしまうと、それまでの教育コストもありますから、さらに損失は大きいです。引き継ぎなどで事務所全体がバタバタして、お客さまにも迷惑をかけてしまいます……。人材紹介は手数料がかかりますが、とにかく当時は採用ができずに困っていたので、同じ目標に向かい一体感をもって、長く働き続けてくれる方を採用したくて、メンターエージェントに相談しました。

― 今まで、メンターエージェントを使って何名の採用を行いましたか。

2008年、2009年と1名ずつ。残念ながら1名は健康上の理由で辞めてしまいました(そういえば男性でした)が、もう1名は、司法書士登録も行って事務所の戦力として成長しています。今年も4月から入所される方が1名(こちらは女性)います。今は不景気ですが、こういうときこそ優秀な人材を獲得できるチャンスだと考えています。事務所の事業計画もたてやすいので、今後は、定期的に採用していきたいなと思っています。

メンターエージェントを利用するメリットと賢い利用方法

― メンターエージェントを利用して良かったことは何ですか。

良かったなと感じた点は3つあります。

「人材の紹介だけでなく、経営者としての話を聞いてもらえることがありがたかったです」インタビューに答える小保内洋子司法書士

1,人材をゴリ押ししてこないこと

以前、補助者の採用のために大手の人材派遣会社を使ったことがあるのですが、スキルも人物像もこちらの要件にまったく合わない人材を連れてきて、ゴリ押しされることが何度もありました。人の話を本当に聞いているのかと、とても不愉快な思いをしました。その点、メンターエージェントは、要件にあわない人材を連れてきたりしませんし、押し付けがましい態度をとることもないので、安心して紹介を受けることができます。

2,事務所の制度面の整備もお手伝いしてくれること

こんなこともしてくれるんだと思ったのは、人を採用するにあたって就業規則や評価制度など、事務所として整備しなければならないことについても的確なアドバイスをいただいたことです。また、その辺りのことを専門的に行っている社会保険労務士の方も紹介していただけたので、スムーズに制度面の整備に着手できました。

3,経営者のよい相談相手であること

事務所の経営者というのは、所員や同業者の前では、なかなか弱音を吐けませんし、友人に事業の悩みを話しても理解してはもらえないし、孤独だなと感じるときがあります。しかし、山口代表は、司法書士事務所を経営されていたご経験もありますし、経営全般について何でも親身に話を聞いてもらえること、安心して相談できるということがいちばんありがたかったです。

― 既にサービスを利用しているユーザーとして、メンターエージェントの賢い利用法があれば教えてください。

先ほど述べましたように、メンターエージェントは人材の紹介だけではなく、いろいろな面から経営者の相談にのってくれますから、事務所を着実に発展させたいと考え、人材採用を戦略としてとらえているような事務所にこそ向いていると思います。ですから、事務所の戦略や状況についての情報をきちんと伝えて、理解してもらうことがとても大切ですね。人材が欲しいときだけ相談するのではなく、常日頃から事務所の情報を伝えておくことで、事務所の戦略や事業計画にあった人材の紹介や的確な経営面でのアドバイスをいただけるのだと思います。

メンターエージェントへの要望と今後の抱負

― メンターエージェントに対してこんなことをして欲しい、という要望はありますか。

「私だけのメンターエージェントでいてください」ということでしょうか……東京や横浜での活動が広がりすぎて、うちの事務所が構ってもらえなくなると困りますから(笑)。それはともかく、人材側が求める事務所像やどんな事務所に行きたがるのかといったことを教えていただきたいなと思っています。先日、何かの雑誌で「いい人材がこないと嘆く会社が多いが、いい人材がこないのは、いい会社になっていないからだ」という記事を読み、なるほど! と思いました。うちも、いい人材が集まるいい事務所になりたいですから、応募者側の志向をきちんと把握したうえで、変えられるところは変えていきたいと考えています。

― 小保内事務所の今後の抱負をお聞かせください。

事務所として業務の幅広さは十分にあるので、個々の業務の専門性を深めていきたいですね。特に、相談業務と渉外系業務を強化したいと思っています。渉外系といっても都市部のそれとは違います。横須賀は米軍基地があるという土地柄、ご主人が外国人という方も多く、遺族年金をアメリカから受取っている方の後見人となるケースなどがあるのです。語学力も高めていきたいですし、今まで蓄積したノウハウを活かして、この地域で同じような課題を持つ方々に積極的に情報を発信していこうと考えています。そのためにもまずは、長年放りっぱなしだった事務所のホームページ作成に取りかかりたいと思います。今年の夏ごろにはお披露目できるように頑張ります。

司法書士法人 小保内事務所 代表司法書士 小保内洋子氏

司法書士法人 小保内事務所にて

お忙しいなか、ありがとうございました。


※ 取材日時 2010年1月