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勝 司法書士法人

組織のトップに立てるような幹部候補となりえる人材をご紹介いただきました。拠点間を行き来する忙しい経営者にとって、採用にかかる時間コストを大幅に削減できたことが、いちばんのメリットでした。勝 司法書士法人 代表社員 勝猛一氏

 平成15年の法人化を機に、大阪から東京へと拠点を展開してきた勝司法書士法人は、商業登記と個人向けの相続サービスを柱に、確固たる地盤を築きつつある。「事務所はみんなのもの、スタッフ一人ひとりの成長が事務所の成長につながらなければ意味がない。イライラをグッとこらえて(笑)スタッフに任せるようにしています」と、スタッフの育成に力を注ぐ代表社員の勝猛一氏に、事務所の特色と求める人物像、メンターエージェントを利用するメリットなどについて詳しく話をうかがった。

もくじ

勝 司法書士法人

■業務
商業登記、不動産登記、ファンド組成(証券化)、SPC管理、相続、成年後見など
※事務所の詳細については下記ホームページをご覧ください。
http://www.katsujudicialscribe.com/

所長の十歩より、スタッフ10人の一歩

― はじめに、勝 司法書士法人の特色を教えてください。

業務的には、不動産登記と商業登記を中心に、相続、成年後見など幅広く扱っていますが、いちばんの強みは商業登記です。社員の山本(山本芳昭司法書士)が、司法書士会の商業登記の全国研修で講師を務めたり、M&Aに強い大手弁護士事務所や企業からもセミナーの依頼をいただいたりと、業界のなかでは一歩抜きんでていると自負しています。今後もこの分野での専門性を高め、法改正時にも声がかかるような存在になりたいと思っています。
 一方で、個人向けのサービスにも力を入れており、相続サポートセンターを設立しています。個人のお客さまの『人生の脇役』として寄り添い、ゆくゆくは相続だけでなく成年後見なども含めて、一人ひとりの人生をトータルにサポートできるサービスを提供したいと考えています。

また私は、事務所は私(所長)のものではない、所員みんなのものだと考えていますので、事務所の情報は極力ディスクローズするようにしています。売り上げ表や損益計算書、キャッシュフローなどもオープンにしていますし、月1回や週1回の定例ミーティングなど、情報を共有し話し合う場も多く設けるようにしています。スタッフが事務所の経営や将来について自ら考え、自律的に行動できる環境を作るように心がけています。

― 事務所の理念、もしくは理想とする事務所像はありますか。

永続して拡大できる組織にしたいです。拠点も増やしたいし、規模をもっと大きくしたいですね。東京を任せられる人材が育ったら、後は全部その人に任せて自分は次の支店を立ち上げ、またそこで人を育て上げて任せ、そしてまた次の支店へという、展開ができればと考えています。
 自分が持っているノウハウや顧客、人脈などはすべて社員に譲りわたすつもりでいますが、人を育てるには、チャンスを与えて仕事を任せなければいけないと思っています。自分が営業すれば、仕事はもっと取ってこられますし、私が手を下せばもっと速く、効果的に処理できることも多々あります。でも、そうやって大きくなっても意味がない。自分ひとりだけでガンガン突っ走って、ふと後ろを振り返ったら誰もついてきていなかった、それでは事務所は続きません。ですから今は、イライラをグッとこらえて(笑)、なるべくスタッフに仕事を任せるようにしています。所長ひとりの十歩で伸びる事務所より、スタッフ10名の一歩ずつで成長していく事務所でありたいと思っています。

お金より人。人を貯めるには覚悟と時間が要ります

― 勝 司法書士法人が、メンターエージェントを利用するようになったキッカケは何ですか。

私は、メンターネットワークのメンバーですので、コンサルティングファームの山口代表に経営に関する相談をしたり、経営に役立つ情報をいただいたりしていました。そんななかで、うちの事務所が求人を出したときに、山口代表が「メンターエージェント」の説明を含め、採用についていろいろと提言してくださったことがキッカケです。ちょうど、採用を支援してくれるサービスを使うことの必要性を感じ始めていたところでしたので、ここぞとばかりに飛びつきました(笑)。

― 感じていた必要性とはどのようなものですか。

とにかく、人の採用には時間がかかります。採用のたびに、まず自分の求める人物像を採用担当者に伝えることがひと苦労ですし、以前は、新聞に求人広告を出すことが多かったのですが、その募集の文面を考えたり手配したりするのも結構手間がかかります。それから、書類審査、面接、内部での摺りあわせなど、ひとりを採用するのに費やす時間は相当なものです。会ってみなければわからないと思い、応募者とはなるべく面接をするようにしていましたが、事務所が求める人物像からかけ離れた人物がくることもしばしばで、正直「この時間があれば、アレができたのに……」と思うことが何度もありました。
 拠点展開して東京-大阪を行き来するようになってからは、ますます忙しくなり、事務所のスタッフに目配りする時間も少なくなってきましたので、もっと時間をかけずに事務所の要件に合う人材を獲得できるようにしなければと思っていました。

採用後もスタッフの教育・育成には時間と忍耐が必要です。でも、組織にとっては人が財産ですから、「お金より人、人を貯めるには覚悟と時間がいる」と考えるようになりました。

― メンターエージェントには、どのような人物を求めましたか。

書類作成などの作業を行う人も必要ですが、それはアルバイトなどですぐに集めることができます。司法書士有資格者を採用する場合は、組織のトップに立てるような幹部候補を求めています。幹部に求めるものは、経営にコミットする意思があること、営業する意欲があること、そして何より「利他」の心を持てることです。実務はできて当たり前です。
 事務所に愛情を持ち、お客さまはもちろんスタッフや関係する人間を大事にして、面倒をみられる人。そして自分がトップとなって、次の世代が成長したときに、仕事やクライアントすべてを譲り渡すことができる人です。最初からできる人はいないでしょうが、そういったことを考えられる、考える意欲がある人を希望しました。

メンターエージェントを利用するメリット

― メンターエージェントを利用してメリットはありましたか。

ええ、良かったなと思った点はふたつです。

「自分や事務所の感覚と近いなと感じる、ハズレのない人材を選抜してきてくれて、とても感心しました」インタビューに答える勝猛一司法書士

1,時間コストを大幅に削減できたこと

先ほど述べたように、採用にはとても時間がかかっていたので、その時間的コストを大幅に削減できたことがいちばんです。その時間を別のこと(自分の本来の役割のため)に使うことができます。忙しい経営者にとって、時間のロスを抑えられることは、非常にありがたいです。

2,事務所にマッチする人物像を的確に読み取って、ハズレのない人材を紹介してもらえたこと

私は面接の際、受け答えの内容よりも、視線の強さや言葉の端々から伝わってくる雰囲気のようなものを重視しているのですが、メンターエージェントから紹介いただいて面接した人材は、同じ匂いがするというか、自分や事務所の感覚と近いなと感じる方たちばかりでした。
 以前は、会った途端に「違うな」と感じてガッカリすることが多く、それも負担となっていました。求める人物像については、前に述べたような言い方しかしていないのですが、メンターエージェントは、事務所にマッチする人物像を的確に読み取ってくれました。うちの事務所にとってハズレのない人物をしっかり選抜してきてくれたことには、とても感心しました。

― 既にサービスを利用しているユーザーとして、どんな事務所にメンターエージェントをおススメしますか。

とりあえず手数料を負担できないと駄目ですよね(笑)。それは当然として……うちの事務所のように拠点を展開したり、ある程度の大きさがある事務所は、利用した方がよい、というより利用すべきだと思います。事務所のビジョンや戦略を練り、人を動かしてそれを実現していこうと考えている事務所の経営者には、まずは人を採用してみて、面倒をみながら時間をかけて方向性を判断していくというような時間はありません。
 これからこの業界もメンターエージェントのようなサービスを活用して、事務所の戦略や方向性にマッチした人材を選抜してもらい、はじめから同じベクトルを持って、目標実現のためにいろいろな施策を打っていかないと、事務所自体が生き残れなくなっていくと思います。

メンターエージェントへの要望と今後の抱負

― メンターエージェントに対してこんなことをして欲しい、という要望はありますか。

そうですね、今回利用させていただいたときに、その必要性はまったくなかったので、思いつきのようなものですが、紹介いただいた人材が入所した後、何カ月間かは定期的に事務所にも状況をうかがう仕組み(※)があれば、なおよいのかな……という位です。もし、人材が短期間で退職したり、事務所側の期待とはちょっと違うなという場合も、事務所側は業務に追われてメンターエージェントへ連絡できないということもあり得ます。人材と事務所側で、微妙に認識がズレているケースもあるでしょうから、そういった仕組みがあれば、その場合も早めに気づいて対処することができるのではないでしょうか。

(※)メンターエージェント担当者より
メンターエージェントでは、入所後も人材の方と定期的に連絡を取り、定着のためのフォローを行っておりますが、今回のご指摘も取り入れて業務フローを見直し、更なるサービス向上に努めて参ります。貴重なご意見をありがとうございました。

― 勝 司法書士法人の今後の抱負をお聞かせください。

外からみたら、現在の事務所の成長速度は遅いように見えるかもしれません。しかし、スタッフになるべく仕事を任せ、事務所の情報を共有し、議論する場を多く設けてきた成果が少しずつですが見えてきました。事務所の将来についてスタッフ一人ひとりが自分で考え、「○○へ営業に行きたい」「私は、△△したらいいと思う」など、声を出し始めています。しかもそれが一方向に向かっている感じがします。それぞれが着実に成長している、きっと近い将来、ある瞬間にブレークするだろうと非常に楽しみにしています。

今は爆発のためのエネルギーを蓄えている時期です。スタッフの気持ちがひとつになり、一体感を持ってサービスを提供できれば、それはゆっくりですが確実にジンワリとお客さまにも浸透していくはずです。「所長がいい」「××さんがいい」ではなく、「あの事務所はいい」とお客さまに言ってもらえるよう、もうしばらくはイライラを我慢して(笑)、みんなで成長していきたいと思います。

勝 司法書士法人 代表社員 勝猛一氏

勝 司法書士法人にて(左は弊社代表山口)

お忙しいなか、ありがとうございました。


※ 取材日時 2010年7月