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髙橋遼太司法書士 (明成法務司法書士事務所)

債務整理業務は弊所の強みでもあります

髙橋遼太司法書士

― はじめに、明成法務司法書士事務所の主な業務内容を教えていただけますか。

 はい。ご依頼は、相続手続き・不動産の任意売却決済・債務整理などが比較的多いです。依頼をいただくルートとしては、不動産業者の方や他士業の方からのご紹介もありますし、ホームページから個人のお客さまに直接お申込みいただくこともあります。
 相続に関しては通常の相続登記はもちろん、相続放棄や遺産分割に立ち会ったりとさまざまな事案をご依頼いただいています。全体的には不動産登記が多く、常時複数の案件を抱えている状態です。土地柄のせいか、やはり東京よりも会社の立ち上げ件数が少ないので、商業登記の件数はあまり多くはありませんが、会社の設立については税理士・社会保険労務士の方と連携したサービスを提供するようにしており、最近はお問い合わせをいただく機会が増えています。今後、うちのなかでも伸びていく分野ではないかと感じているところです。
 また、債務整理の依頼は多くあります。債務整理を受任する事務所でも破産案件を司法書士単体でできる事務所が少ないのですが、うちでは破産手続きを得意とする所員がいますので、破産案件を比較的多く請け負っています。昨年一年間でも十件以上の破産申請を行いました。そこはひとつの強みでもありますね。

「いい先生に出会えてよかった、本当にありがとう」と言っていただけた

髙橋遼太司法書士

― 司法書士になって、髙橋さんが今まででいちばん嬉しかった『ありがとう』を教えてください。

 どれがいちばんというわけではないのですが、「ありがとう」を最もダイレクトに感じられるのは個人のお客さまからの依頼――なかでもやっぱり債務整理の案件ですね。ここにいらっしゃる前には自殺まで考えていた方が、債務整理をされて生活を立て直すことができた場合や、もう自己破産する以外に方法はないと思っていらした方が、債務整理をされてから月々の支払いを無理のない金額に収めることができたときなど、多重債務問題を解決したときは「いい先生に出会えてよかった、本当にありがとう」と言っていただけます。
 また以前、地方の相談会にお越しくださった方で、事業をされて数百万の借金を背負ってしまったお客さまがいらっしゃいました。過払い金も出ず、毎月ただ返済を続けていくしかないという状態でのご相談でした。受託を控える選択肢もありましたが、非常に切迫した状態でしたので、取り急ぎ受託の方向でお話をしたんですね。
しかし、地方での相談会は予約の関係で時間が限られていることもあり、説明不足は否めませんでした。確実な解決に導くために、相談終了後に内容をもう一度整理する必要性を感じ、再度そのお客さまにお電話で時間を作ってもらうようにお願いしました。その日はお客さまの仕事が終わるまで待って、夜間にあらためてお話をさせていただいたんです。そこで具体的なリスクも含めて詳細な説明をしました。相談会場とご自宅が離れており、ご迷惑をおかけしましたが、お客さまもこちらの真剣さを理解してくださり、実際の着手となりました。結果、収入の範囲でムリのない返済にとどめることができたのですが、他のところで相談しても断られたり受けてもらえなかったりという状況だったそうで、そのお客さまには本当に感謝されましたね。

司法書士になった方は独立に挑戦してみたらいいと思います。楽しいことがたくさんありますよ

髙橋遼太司法書士

― それでは、これから司法書士を志す方・なりたての後輩たちへメッセージがあれば教えてください。

 もともと独立というイメージを持って司法書士になった方は、一度は独立・開業に挑戦してみたらいいと思います。もし失敗したとしても、別にまた勤務司法書士として働くことだってできる。そう考えてチャレンジして欲しいです。やるなら早いほうがいいかなと思いますけどね。独立したら楽しいことがたくさんありますよ。
 勤務だと、一件一件の仕事が受動的になりがちだったり、分業化されていて一部しか見ることができなかったりという難点があります。お客さまも、自分自身というよりは会社を見て依頼をするというか。その点、独立して引き受ける仕事というのは、お客さまとの距離も近いですし、専門家として自分自身のスキルを買っていただけるという感覚をダイレクトに味わえます。また、勤務司法書士という立場だと、ある程度は縛られる部分がありますよね。例えば「このような形でサービス提供できれば、もっとお客さまのためになるのに」と感じても、必ずしも自由な対応ができるわけではありません。その点、独立して自分の城を持てば、縛りなく自分で決められるわけですから、自分の考えた「より良いサービス」をスムーズにお客様へ提供することができるわけです。
 また、法律問題で困っている方がたくさんいらっしゃるということも、独立してあらためて気づけたことです。独立すると仕事をご依頼いただくために必死になりますから、自ずと人との関わりや人脈も広がっていきます。勤めていたときにはお付合いすることがなかった方々とも関係を持てるということは、仕事を抜きにしても人生が豊かになる部分であると思います。
 私が受験生だった頃は、毎日こんなにたくさん勉強して、実際に司法書士になれたとしても、果たして本当に食べていけるのかという不安を感じたりもしていました。もちろん司法書士でなくても「資格を取ったから安泰」という仕事はありません。でも、いいサービスを提供すれば、依頼してくれる人は必ずいます。これから司法書士を志す方は、合格すると決めたらしっかり頑張って、あとのことは考えずに資格取得に専念して欲しいと思います。

― 最後に今後の抱負や目標を教えてください。

 業務的には、登記業務だけである程度の売上げを見込めるところまで登記受注件数を増やしていきたいと思います。私は、自分の仕事や働きに対して価値を見出してくれる人たちと仕事をしていきたいと考えていますので、それを踏まえたうえで、企業に対して司法書士業務の価値を認めてもらえるようにもっとアプローチをしていきたい――そのためには、自分自身の労力と共に協力してくれる人員も必要ですから、そこに向けて受け皿を広げていきたいと考えています。
 私は25歳で開業しましたが、最初は電話なんて鳴らないだろうと思っていたんです。でも鳴るんですよ。もちろん、ほとんどが営業電話です。私は営業電話でも話を聞いては、その営業の方を事務所に呼んだりしていました。まぁ時間もあったので(笑)。でも、そこでまた、人の話を聞くことができる――それによって、その業界の知識や相場もわかってきたり、さらには営業方法への見極めもできるようになってくる。最終的には自分の営業に活かすことのできる部分が多分にありましたし、今後も何に対しても常にアンテナを張り巡らせていたいです。基本的にいちばん大切なのは人間性だと思っています。いいサービスを提供してお客さまに選んでもらえるよう、一人ひとりに丁寧な対応を心掛けていきたいと思います。

髙橋遼太 司法書士 (明成法務司法書士事務所)

【プロフィール】
埼玉県新座市生まれ。平成18年成蹊大学法学部法律学科卒業後、某サービサー会社においてリテール債権等の回収業務に従事。 平成19年司法書士試験合格、翌年 簡易裁判所代理認定試験合格。試験合格後は千代田区の大手司法書士法人に勤務(債務整理、過払金返還訴訟をはじめとする裁判業務、会社設立、上場会社のM&A、相続、不動産売買等の不動産登記、債権回収等幅広く業務を経験)。 平成21年11月明成法務司法書士事務所開設。同事務所代表に就任。

どんなお話でも、スマートにわかりやすく説明をしてくださる髙橋さん。常にさまざまなことを思考され、また、挑戦をし続けていらっしゃるのだと感じました。魅力的な笑顔とともに、誠実なお人柄でいらっしゃることが伝わるインタビューでした。髙橋さん、お忙しいなか、ご協力くださいましてありがとうございました!!


※ 取材日時 2011年6月


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