HOME > 就職・転職ガイド > 就職・転職の基礎知識 > よくある質問(面接編)
最近は、適性検査を実施したり、所員の方と2次面接を行ったりする事務所も増えてきていますが、たいていの司法書士事務所は1回の面接で双方が判断するということが一般的です。時間も1時間程度ですから、限られた時間のなかで、自分をアピールし相手の情報を聞き出せるよう、事前準備をしっかり行うことが重要です。
メンターエージェントではキャリアカウンセリングで、個別に面接対策の指導も行っています。また、面接には必ず同行し、事務所とあなたの両方の強みを引き出します。
いずれの質問もキャリアプランがしっかり描けていれば対応できます。事前準備としてキャリアプランをきちんと作成しておきましょう。プランの作成には、キャリアプラン作成キットをぜひご活用ください。
質問に答えるときは、明瞭簡潔に答えることを心がけましょう。話が長いと、聞いている側はうんざりしてしまいます。まず結論を述べてから、そう考える理由、具体的なエピソードなどを付け加えるようにします。
また、質問の意味がよくわからないと思ったときは、「今の質問は......という意味ですか」「もう一度おっしゃってもらってよいですか」と、すぐに聞きなおすようにしましょう。黙りこんでしまったり、トンチンカンな受け答えをしたりするほうが悪い印象を与えてしまいます。
自分が納得できる就職・転職をするためには、その事務所で働くことで、自分の目指すものが手に入るかどうかが最大のポイントです。目標は人によって異なりますから、質問項目も当然違ってきます。ですから、自分が目標とするキャリアを明確にしたうえで、事務所に求める要件をきちんと洗い出し、優先順位付けをしておくことが重要です。
将来的に独立することを目指して、事務所の経営についても学びたいと考えている人なら、その事務所に経営ビジョンや事業計画があるか、人材の評価のしくみや人事制度があるのか、といったことを聞き出さなければなりません。また、幅広い業務を経験したいと考えている人であれば、扱っている業務のバリエーションや多様なビジネスモデルのクライアントがいるか、といったことを聞く必要があるでしょう。
メンターエージェントでは、キャリアセミナーやキャリアカウンセリングを通して、事務所に対しどのようなことをきけばよいのか、どういった聞き方をすればよいのかについてもレクチャーしています。
給与・賞与・休日・残業の有無といった『待遇面』も大事な要件ですから、質問しても大丈夫です。ただ、質問するタイミングは、なるべく後にしましょう。はじめからその質問では、「それがいちばんの優先事項か」と事務所への共感度や意気込みを疑われる恐れがあります。質問の最後に「おうかがいしてよろしいでしょうか?」と断ってから質問することをお勧めします。
とにかく「清潔感」が大事です。着ていくものはきちんと準備しておきましょう。
お互い初対面ですから、緊張しても仕方ありません。面接する側も多少なりとも緊張しているはずです。面接は、する側が一方的に評価を行う場ではなく、される側も事務所について知り、これから働いていけるかどうかを評価する場でもあります。『質問に上手に答える』ためではなく、『自分のことをよく知ってもらう』ために面接に行くのだという意識で臨みましょう。
具体的な対応としては、面接のはじめに自分から、「今日は私のために時間をさいていただき、ありがとうございます」と大きな声で挨拶してみたり、うまく話せないなと感じたときに「すみません、緊張しております」と、今の気持ちを素直に声に出してみると、少し気持ちが落ち着くと思います。
最も多い理由としては、「うちの事務所に入りたいという意欲が伝わってこなかった」「入所後に一緒に頑張っていこうというやる気が感じられなかった」というものです。
事務所側としては、入所後ただ言われたことを一生懸命頑張りますという意欲ではなく、自分の頭で考え主体的に仕事に関わっていく姿勢や能力を求めています。自分が学びたいという気持ちだけを強く訴える方が、よく、いらっしゃいますが、それも『与えられることばかりを望んでいる = やる気がない』と判断されてしまいます。
自分がやりたいことやどうなりたいかだけを主張するのではなく、さらに一歩すすめて、それを事務所に入ってどう実現させていくつもりか、自分のどんな経験が活かせるのか、という点まで具体的に考えてアピールしましょう。この人が入所したら事務所にとってもいいことがありそうだ、と感じてもらえなければ『不採用』となってしまいます。
就職・転職活動において複数の事務所に応募することは、事務所側も承知していますから隠す必要はありません。正直に答えましょう。採用側は、併願している人を落とすためにこの質問をするわけではありません。応募者の方向性が定まっているか、今まで聞いてきた内容と整合性はとれているか、この事務所への熱意はどれくらいか、ということを確認しようとしています。
「企業法務をメインに行っている都内の事務所にも2つほど応募していますが、御所を第一志望と考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします」「もうひとつ面接予定がありますが、本日お話をうかがって御所にお世話になりたいと思いましたので、よろしくお願いいたします」というように、応募先に共通性があることや入所に対する意欲をアピールすることが大事です。
面接していて「ここには絶対入りたくない」と感じた場合は別ですが、たとえ第一志望の事務所でなくとも、応募して面接している以上「この事務所に入りたい」という意気込みを見せなければ、内定をもらうことは難しいでしょう。
面接では細かいビジネスマナーよりも第一印象が大事です。面接担当者が入室したときの挨拶、名刺の受け取り方、面接の始まりと終わりの挨拶を明るく元気に行えれば、悪い印象を与えることはありません(詳細は、面接の基本のキホンをご参照ください)。面接の機会をもらえたことの感謝は必ず伝えるようにしましょう。
新合格者の方のなかには、勉強に専念していたため「職歴がない」という方がわりと多くいらっしゃいます。しかし、社会人経験がなくとも、それが自分にとっての課題であると認識していること、それを克服するために自分なりに努力する覚悟のあることを伝えられれば、アピールポイントになります。マナーに関する本はたくさん出版されていますし、ビジネスマナー研修もいろいろな団体の主催により行われています。本を読んで面接の場を想定したイメージトレーニングやロールプレイを行う、研修を探して受けてみるといったことは誰にでもできると思います。経験のなさを嘆く前に、自分ができることを実行してみましょう。
メンターエージェントでは、まず、こちらの本を読んでみることをお勧めしています。
司法書士事務所に就職・転職を希望される方へ
『信頼度アップをめざす士業事務所のためのビジネスマナー&文書』 著者:小宮山敏恵氏
特に決まりがあるわけではありませんが、一般企業の中途採用の面接では職務経歴とアピールポイントが中心です。司法書士事務所の面接においては、司法書士を目指した経緯や今後の目標もおりまぜて、以下の3つについて筋道をたてて話しましょう。
【 略 歴 】 大学卒業後の職務経歴の概要と司法書士を目指したキッカケ
転職歴がある場合は、転職理由も簡潔に説明します
【 自己PR 】 自分自身の強みと司法書士として今後どうなっていきたいか
【志望動機】 なぜこの事務所に応募したのか
いずれも職務経歴書に書いておくべきことですから、記述しておいた内容をもとにポイントだけをかいつまんで話しましょう。ダラダラと長く話したり、書類を棒読みしたりするのはNGです。
採用する側は「やる気」や「意欲」を重視していますので、消極的な言葉はなるべく使わないように気をつけましょう。また、転職歴がある場合は必ず退職理由を聞かれますが、その際、前の会社の批判や元の上司や同僚に対する愚痴を言うのはNGです。「この人は何でも人のせいにするのではないか」「嫌なことがあったらまたすぐ辞めるのではないか」という疑念を抱かせてしまいます。
転職理由については自己分析をしっかり行い、自分が反省すべきところは反省し、これからどうなりたい、どうしていきたい、という前向きな気持ちを表現するようにしましょう。