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司法書士法人 森下法務事務所
神奈川県横浜市の司法書士法人 森下法務事務所は、さまざまなバリエーションの案件を扱う不動産登記のオールラウンダーで、新しい案件にも果敢に取り組んでいる。チームで業務を推進できる体制を整えようと、昨年からメンターエージェントを使って3名の資格者を採用。スタッフ全員がお客さまにとって気持ちの良い接客を心がけ、『お客さまにとってナンバーワン』の事務所になりたいという森下氏に、事務所の理念と求める人物像、メンターエージェントを利用するメリットなどについて詳しく話をうかがった。
(写真右は森下由美氏、左は弊社代表山口)
『チーム森下』で『お客さまにとってナンバーワン』の事務所を目指します
― はじめに、司法書士法人 森下法務事務所(以下、森下事務所)の特色を教えてください。
業務としては、不動産登記が8割、商業登記と裁判事務などが各1割です。銀行、マンションデベロッパー、建売業者、仲介業者などの企業から個人の方までと幅広い層のお客さまからご依頼を受けています。不動産登記については、扱ったことのない案件はないのではないかというくらい、案件のバリエーションの多さには自信があります。銀行などから、それまでどこもやったことがない事案について相談を受けることが多く、債権譲渡登記や信託受益権売買なども、うちの事務所が最初に手がけたのではないでしょうか。他の司法書士事務所さんからも、やり方を教えてくださいという電話がくる程です。お客さまからご相談されたことには何でも応えていきたいので、新しいことでも必死に調べて対応していますし、培ったノウハウは業界全体のためになると思いますので、他の事務所へも積極的にお教えするようにしています。
― 事務所の理念、もしくは理想とする事務所像はありますか。
うちの事務所は何でいちばんになるのか・・・・・・売り上げ? 受託件数? スタッフともミーティングを行って話し合い、森下事務所は『お客さまにとってナンバーワン』の事務所を目指すことにしました。
私は司法書士の仕事をする前は一般企業に勤めていて、そこで接客のマナーを徹底的に鍛えられました。身だしなみや挨拶、お客さまへのちょっとしたお声がけや気配りといったことをとても大切にしています。そういったことの積み重ねで「森下先生だからお願いする」とおっしゃってくださる方がいらっしゃいますので、お客さまにとって気持ちの良い接客を心がけるよう、スタッフ全員に指導しています。お客さまから「説明がわかりやすいね、一生懸命に対応してくれるよね、あの事務所がいちばんだね」という評価をいただけたら、最高ですね。
また私は、所長ひとりががんばって所長の顔だけで仕事をとってくるやり方には限界があると感じています。事務所も法人化していることですし、『森下由美商店』から本格的に脱皮し『チーム森下』で仕事をとれるようにしていきたいと考えています。これからは私自身が最前線に立つのではなく、他の資格者やスタッフにどんどん活躍の機会を与えるようにしていくつもりです。イチローのような一流スタープレーヤーがひとりいることで支持されるのではなく、メンバー全員の力をあわせたチームとしての総合力で一流の事務所だと認められるようになっていきたいです。
チームで仕事を進められる方を募集。採用の決め手は笑顔です
― 森下事務所がメンターエージェントを利用したキッカケは何ですか。
コンサルティングファームの山口代表とは、もう15年来のお付き合いで、時折り、事務所の経営について相談していました。人材紹介をお願いしたのは、昨年(2010年)の4月に神奈川県司法書士会の会則で補助者決済が禁止となったことが直接のキッカケでしょうか。県内の司法書士事務所では資格者争奪戦が繰り広げられていたのですが、当時私が体調を崩していたこともあって、うちの事務所は完全に出遅れてしまいました。なかなか資格者を採用することができなかったので、山口代表に泣きつきました(笑)。
― メンターエージェントにはどのような人材を求めましたか。
先ほどいったように、うちの事務所は、チームとして仕事をすること、事務所全体のチームワークを大事にしています。ですから、突出したスキルがある方よりも、協調性があって周囲に気配りができ、『チーム森下』の一員として他のメンバーと協力して仕事を進められる方を求めています。
私は、実務経験があまりない方でも、長いスパンでみて組織のなかで成長していけるよう教育やフォローもチーム全体で行っていきたいと考えています。電話応対の仕方も先輩をひとりつけて、マンツーマンできっちり教えていますし、お客さまへの対応についても側でみていて、気づいたことを必ずフィードバックしています。そういった点からも経験やスキルよりも人柄のようなものを重視しています。素直で向上心があり、育てていきたい、チームのメンバーとして一緒に仕事をしたいと思える方にきていただきたいと思います。
― メンターエージェントを使って何名の方を採用しましたか。
昨年(2010年)、1年ほどの実務経験がある方とない方を1名ずつ、今年(2011年)の4月に新合格者の方を1名と、計3名の方を採用いたしました。採用の決め手となったのは笑顔ですね。既にいるメンバーもいい笑顔のひとたちが揃っていますが、3人とも本当にいい笑顔をしているんです。早く一緒に仕事をしたいなと思いました。新しいメンバーの個性も徐々にでてきて、面白いチームができてきたので、これからがとても楽しみです。
メンターエージェントを利用するメリット
― メンターエージェントを利用していかがでしたか。
私が良かったと感じたことは3つです。

1,私や事務所にとって必要なことを引き出してもらえること
以前、他の紹介会社を使ったこともあったのですが、うまくいったためしがなく、採用ができてもまったく長続きしませんでした。その紹介会社の担当者はうちの事務所のことを理解してくれようとはしませんでしたし、私も当時、あまり人柄などを重視せず条件面だけのマッチングになっていたからだと思います。
うちの事務所に本当に必要な人材はどういう人なのか、山口代表と話をするなかで、「チームで仕事をしたい」「人を育てていきたい」という、先に述べた私の思いや考えを引き出していただいたように思います。
2,費用対効果がとても高いです
紹介会社に依頼するのをやめたあとは、司法書士会やハローワークに求人票をだして募集していたのですが、採用には体力と気力が必要だなとつくづく感じました。すごい数の履歴書が送られてきますし、どういう面接をすれば相手のことを理解できるのかとても悩みます。メンターエージェントに依頼すれば、そういった時間や労力をかけずに、私や事務所の考えにあった人材を紹介してもらえるので費用対効果はとても高いと思います。
3,入社後のフォローがしっかりしていること
これも他の紹介会社さんではなかったことですが、入社後も人材の方に定期的に連絡をとってフォローしてくれているようです。入社が決まってから勤務条件の細かい点で行き違いがあったときも、お互いに納得がいくように間に入って調整してもらえたので、たいへん助かりました。
― 既にサービスを利用しているユーザーとして、どんな事務所にメンターエージェントをおススメしますか。
そうですね、やはりうちの事務所のように、組織体制を整え、チームとして業務を推進していきたいと考えている事務所にお勧めします。メンターエージェントは採用だけでなく、事務所の経営全般の相談にのってくれますので、組織作りや組織開発の方法についてもアドバイスをもらえます。人の採用を考えていなくても、組織を作っていきたいとお考えの方は、どんな事務所や組織を作りたいかということを、まずは相談してみればよいのではないかと思います。
メンターエージェントへの要望と今後の抱負
― メンターエージェントに対してこんなことをして欲しい、という要望はありますか。
森下事務所は『気持ちの良い接客』に力を入れていますので、一般企業の新人研修のようなマナー研修を行っていただけたら、ありがたいですね。昨年、神奈川県司法書士会で、資格者も補助者も参加できるマナー研修があり、うちのスタッフも全員参加したのですが、大きなホールが満杯になるほどの盛況ぶりでした。たまに客先でも、私だったら依頼したくないなと感じるような対応をされる士業事務所の方を見かけたりするので、ニーズは結構あると思います。外部講師を招いてビシビシ鍛えてもらいたいです。
― 最後に、森下事務所の今後の抱負をお聞かせください。
『お客さまにとってのナンバーワン』になることを目指しつつ、さらに、『もっと身近な』司法書士事務所になりたいと思っています。もともと司法書士は、弁護士などの他士業の方より市民のみなさまにとって身近な存在であると言われていますが、『もっと身近に! もっと相談しやすく!』です。売り上げには直接つながらないかもしれませんが、今までご縁のあった方たちが、分からないことや不安に感じることがあったとき、「そうだ、森下事務所に聞いてみよう」と思ってくれたら、素晴らしいです! そのような存在を目指して、まずは「森下事務所の○○さんの対応は気持ちがいい」と感じてもらえるよう、所員一同、笑顔を忘れずにがんばっていきたいと思います。
お忙しいなか、ありがとうございました。
※ 取材日時 2011年6月