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司法書士と他士業の資格試験合格率などを比較してみました

 7月1日(日)には平成30年度の司法書士筆記試験が行われます。まだ今年の出願者数は公表されていませんが平成22年以降、毎年、出願者数が減少していますので気になっているところです。

 司法書士試験の合格率は3%前後でほぼ固定

 司法書士試験の合格率は平成22年以降やや上昇傾向にはありますがそれほど大きな変化はありませんので、この出願者数の減少が合格者数の減少に直接つながっています。

 国家試験の合格者数、合格率がどのような仕組み、理屈で決められているのかわかりませんが、合格率によって合格者数が決まるというのには違和感を感じます。国家資格者の業務というのは独占業務ですから資格者以外が行うことができません。合格者が減って資格者が減れば、その資格者が独占しているサービスの提供に支障が出ることは明らかです。また資格者が増えれば増えたでその資格者間の競争が激化することになりますので。

 司法書士以外の他の士業の資格試験合格者数と合格率はどうなっているのでしょうか。

 

■司法書士試験出願者数および合格者数の推移(最近18年)

司法書士試験出願者数および合格者数の推移(最近17年)

※法務省資料などに基づきメンターエージェント作成

 

 資格試験の合格率は士業によって5倍もの開きがある!

 下表は司法書士と他の士業(行政書士、公認会計士、弁護士、土地家屋調査士、弁理士、社会保険労務士、税理士)の平成28年度資格試験出願者数・合格者数・合格率を比較したものです。合格率の高いものから並べています。
 各士業の資格試験は受験資格も試験の方法も違っていますから、簡単には比較できませんが、その合格率にはかなりの開きがあります。

 最も合格率が高いのは行政書士で10.9%、最も合格率が低いのは税理士で2.1%、5倍以上の違いがあります。また合格者数も最も多いのは行政書士で5,820名、合格者数が最も少ないのは弁理士で296名です。

 

■司法書士と他士業の資格試験出願者数・合格者数・合格率比較(平成28年)

士 業
(合格率の高い順)
出願者数 合格者数 合格率
行政書士
53,456
5,820
10.9%
公認会計士
10,256
1,108
10.8%
弁護士
20,497
1,988
9.7%
土地家屋調査士
5,658
402
7.1%
弁理士
4,679
296
6.3%
社会保険労務士
51,952
1,770
4.4%
司法書士
20,360
660
3.2%
税理士
44,044
756
2.1%
※月報司法書士2017年8月号(日本司法書士会連合会発行)などに
 基づきメンターエージェントが作成
※弁護士の出願者数、合格者数には予備試験も含む
 
 
⇒ 長期的に見ると司法書士試験の合格率は上昇傾向!
 

関連情報もあわせてご覧ください。

「合格者数」から見る司法書士
他士業と司法書士人口の比較
平成29年度司法書士試験合格者の概要
平成28年度司法書士試験合格者の概要
平成27年度司法書士試験合格者の概要
平成26年度司法書士試験合格者の概要
平成25年度司法書士試験合格者の概要


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