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平成30年度の司法書士試験で気になっていること

出願者数が大きく減少する中で合格率はどうなるのか

 司法書士試験の合格者数が一番多かったのは平成22年度で、出願者数33,166名に対し合格者数948名、合格率2.9%。それ以降、出願者数は年々減少し、平成29年度は出願者数18,831名に対し合格者数は629名、合格率3.3%でした。
 今年平成30年度の出願者数は17,668名で、これは1980年からの38年間でみて過去最低です。合格率が昨年並みの3.3%なら司法書士試験の最終合格者数は583名。しかし合格率は徐々にではありますが上昇傾向にありますので、今年はどうなるのか気になるところです。


合格者の平均年齢はどうなるのか

 司法書士試験の最近の傾向は、出願者数の激減に伴う合格者数の激減と合格者平均年齢の上昇です。
 過去の司法書士試験合格者の平均年齢をみると、
 平成29年度 37.06歳
 平成28年度 38.03歳
 平成27年度 35.16歳
 平成26年度 35.04歳
 平成25年度 34.78歳
 平成24年度 34.80歳
 平成23年度 32.94歳
 平成22年度 33.35歳
 平成21年度 31.64歳
 平成20年度 31.94歳
 平成19年度 31.38歳
です。平均年齢は年々、高くなる傾向を示しています。

 これは司法書士試験の出願者数が増加していったときには、20代から30歳代の出願者数が増えたからではないかと推測しています。そして現在、出願者数が急減している原因になっているのもこのときに急増した若い年代の人たちが受験しなくなっているからではないかと考えています。

 平成22年と平成29年の年代別合格者数を比較して見ると、20歳代の合格者数は318名から96名へと222名の減少。30歳代の合格者数は460名から272名へと188名の減少となっています。20歳代と30歳代の合格者数は合計で410名も減っていることになります。それに対して、40歳代以上の年代ではいずれも合格者数は増加しています。
 これから見る限り各年代の出願者数が同じように減少したというよりも20歳代、30歳代の出願者数が激減したと考えるべきではないでしょうか。

 

■司法書士試験 年代別合格者数の比較(平成22年-29年)

年代区分 平成22年度
合格者数
平成29年度
合格者数
増減数
70歳以上
0
(0.0%)
3
(0.5%)
3
60歳代
7
(0.7%)
21
(3.3%)
14
50歳代
33
(3.5%)
54
(8.6%)
21
40歳代
130
(13.7%)
183
(29.1%)
53
30歳代
460
(48.5%)
272
(43.2%)
-188
20歳代
318
(33.5%)
96
(15.3%)
-222
合計
948
(100.0%)
629
(100.0%)
-319
※法務省資料に基づきメンターエージェントが作成
 

関連情報もあわせてご覧ください。
平成29年度司法書士試験合格者の概要|データで見る司法書士
平成22年度司法書士試験合格者の概要|データで見る司法書士
データで見る司法書士/「合格者数」から見る司法書士
データで見る司法書士/「会員数」から見る司法書士


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