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2016-2017年の司法書士就職最前線|独立に関する考え方が変わってきました

 司法書士などの資格を取得する動機としては独立できる、しやすいということが大きな比重を占めてきたように思います。なので司法書士資格を取得した方と就職について話をするときにはまず、将来的な独立志向とか、独立の時期についてお聞きしています。以前であればほとんどの方が何らかの形で独立まで考えていたっしゃったのですが、最近、これが変わってきています。

司法書士はもともと独立が前提の資格でした

 7、8年以上前であれば司法書士の資格を取得されたばかりの方に、将来的な独立についてお聞きすると、3割ぐらいは3年以内での独立を明確に意識されていたように思います。それ以外の方も仕事を覚えたらとか、資金ができたらとかという条件はありますが独立するのが当たり前という方が多かったように感じています。ずっと勤務司法書士でもいいという方が珍しかったと記憶しています。
 また司法書士の資格取得後に勤務を経ずに独立する「即独」という方も必ず何人かは、いらっしゃいました。

 2015年度の司法書士白書に掲載されたアンケート調査よれば、独立されている司法書士のうち勤務してから「3〜5年」で独立された方は30%、「2年以内」に独立された方は29%となっています。アンケートに答えた司法書士のうち約6割の方は勤務してから5年以内に独立開業されているということになります。

 

今は、はっきりと独立を考えている方が
かなり少なくなりました

 最近では、3年以内に独立するという目標を持たれている方が少なくなっています。「できれば」あるいは「いつか」は独立もしてみたい的な方が大勢を占めてきています。居心地がよければ、待遇がよければ、ずっと勤務してもよいと答える方も増えています。
 その理由として考えられるのが、独立のハードルが高くなったことかと思います。司法書士法人制度ができたことで、規模の大きな司法書士事務所が登場し、そのメリットを活かして営業活動が積極的に行われるようになってきています。司法書士の資格を取得して、2、3年修行して、とりあえずひとりで独立しても、そのような規模の大きな法人と競争などできない状況が生まれています。
 ここ数年、司法書士試験の受験生が減ってきていますが、独立できる資格としてのイメージが薄れてきていることもその要因ではないかと思います。


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