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司法書士事務所で働きながら資格取得を目指すことについて

 司法書士の筆記試験が終わり、あとは9月27日(水)の発表を待つばかりとなりました。通常この時期は、補助者として司法書士事務所で働きながら試験勉強をしたいという方からの相談や問い合わせが増えてきます。7月の試験までは受験勉強に専念されてきた方が、試験が終わって、ひと息ついて、勉強を続けるために働き出そうとされるからだと思います。

司法書士の実務経験は試験の点数にはほとんど影響しない

 受験生で司法書士事務所への就職を希望される方のなかには、実務経験を積んでおいた方が試験に有利だと考えてらっしゃる方も多いように感じています。数多くある資格試験の中には実務経験があった方が試験に有利なものや実務しながら勉強した方が理解が早いといったものがあるのかもしれませんが、司法書士に限っては違っているようです。わたしたちも毎年、たくさんの司法書士試験合格者とお会いしますが実務経験が全くないという方の方が多いのが実情です。司法書士試験の受験指導校の方も実務経験が試験の点数に影響するということはほとんどないとおっしゃっています。そして、司法書士事務所にはたくさんのベテラン補助者(実務の知識としてはベテランの司法書士と変わりません)がいて、受験を続けていますが、合格できずにいます。

合格するには勉強時間の確保が最優先

 試験を受け続けているベテラン補助者の方に合格できない理由を聞くと「勉強する時間がとれないから」と必ず返ってきます。当たり前といえば当たり前なのですが、今の司法書士試験は試験に通るための勉強をしないと合格しません。それは実務では身につかないということです。なので極論をいえば実務経験があってもなくても合格までに必要な勉強時間は変わらないということです。

 試験日まで受験に専念されるのがベストなのですが、経済的な理由などで働かなければならないということであればまず、勉強時間を確保できる職場、仕事という視点で就活をされることが一番よいと考えます。

毎日の通勤時間はバカになりません

 受験のための就活を始めるにあたって、就職先を司法書士事務所と限定してしまうと、選択肢が狭くなります。特に未経験の受験生を採用してくれる事務所はそれほど多くはありません。受験期間中の就職は合格までの一時期、必要最低限の収入を得るためのものと割り切って、通勤時間も短い、定時に終われて、残業もなく、肉体的にも負担の少ないところから探されることをおすすめいたします。片道一時間程度の通勤時間というのは都内に就職した場合、当たり前ですが毎日往復で2時間というのは1年で考えると相当な時間となりますので。

 司法書士試験の受験のために就職をお考えの方はまずは自宅から近いところで、業種にこだわらず探されることをおすすめいたします。


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