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3-2.誰がお客様か(5)|司法書士のための就活コラム

業務のことを知ろう -誰がお客様か-
⑤ 実需系のマンションデベロッパーからの集団事件

  実需系のマンションデベロッパーの仕事は一般的においしい仕事といわれています。理由は同じような仕事を大量に処理することになるので効率がよい。短期間で一度に持ち込みができるので業務量の目算がつきやすい。報酬も悪くない(例えば、200戸のマンションで1戸当たりの報酬が10万円だとすると、伊藤受注すれば800万円ということになります)。  実務の流れは以下の通りです。

① 依頼
 マンションの底地の仕入れの際に、その仕入れをした司法書士に依頼をするケースと、販売をする期の初めに1年間の発注先をデベロッパーが決めて具体的な打ち合わせが始まるケースがあります。

② デベロッパーが販売する際に、お客様へ固定資産税や都市計画税の概算を購入者に伝える必要があるので、司法書士事務所が計算をするケースが多いのではないでしょうか。

③ 建物がある程度完成に近づき、表示登記ができるくらいの段階になると、その情報を土地家屋調査士からもらいます。
 これがあれば、購入者から徴求すべき書類の作成にかかることができます。

④ 入居説明会
 マンションデベロッパーは購入者向けに入居に至るために必要な説明会を開きます。そこには引っ越し業者、インテリア業者など様々な業者が呼ばれてお客様のニーズをお聞きします。併せて司法書士も当日参加して、購入者やその持分の確認、委任状への調印などしてもらうことになります。

⑤ 住宅ローン
 お客様が個別に依頼するケースもあるのですが、マンションデベロッパーがおすすめする提携ローンを使うこともあります。金融機関と事前に調整して必要書類を準備することになります。

⑥ 登記申請
 登記は一日で申請するのが通常です。関係書類は事前にあずかりますので、決済を行うということは通常ありません。
 登録免許税など費用がそれなりの金額になりますので、通常は事前に概算をお預かりして後で精算することになります。

⑦ 事後処理
 完了した書類は関係当事者にそれぞれお送りして、費用の生産を行います。

 実需系新築マンションのような集団事件の場合、短期間で集中して業務を行う必要がありますので、事務所もある程度その業務量に対応できる人材を用意する必要があります。売り主はマンションデベロッパーですし、同じタイプの部屋が結構あるので業務自体の難易度はさほど高くはありません。

 いかがでしょう。同じ不動産登記といっても依頼元によって実務の流れが全く異なるということがご理解いただけましたでしょうか。

 
 

- 司法書士のための就活コラム -
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