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3-2.誰がお客様か(6)|司法書士のための就活コラム

業務のことを知ろう -誰がお客様か-
⑥ チャネルクライアントの実務の特徴

 チャネルクライアントの実務は、依頼元によって全く異なると言ってよいと思います。みなさんが実務を学ぶということは、結局は依頼元の類型ごとにどのような手順で最後の登記に至るのかを理解し、実行できるようになるということです。

 また、エンドクライアントからの依頼とは異なり、チャネルクライアントからの依頼の仕事は最初からやることは決まってしまっています。

 不動産決済は、抹消、移転、設定。これはどの司法書士がやっても同じ結果になる必要があります(購入者の資金の出所によって持分の割合を実体に合った形できちんと反映するようにアドバイスできるかどうか、売り主の意思能力の有無の判定で決裁ができるかどうかを判断する、というような司法書士によって多少の違いは出るにしても、基本的にはすでに決定した実体関係を反映するという仕事がほとんどです)。

 ですから、司法書士によって違いが出てくるのは、チャネルクライアントごとの仕事の手順を理解していて関係当事者との調整がスムーズにできるかどうかということです。
 その点はエンドクライアントからの依頼と少し異なることになります。

 チャネルクライアントの種類と業務について少し突っ込んだ話をしてみます。

 チャネルクライアントは大別すると、不動産会社、金融機関、他士業に分けることができます。

 中分類でいうと、不動産会社はデベロッパー(実需系のマンション、戸建て)とデベロッパー(投資用のマンション、アパート)、仲介業者、買い取り再販業者が代表例でしょう。金融機関はメガ、信託、地銀、信金、信組、ノンバンクなどに分類できますね。他士業は税理士事務所(商業登記関係、相続登記関係)と弁護士事務所(紛争解決後の不動産登記が主)が中心となります。

 小分類は業務を進める上でのローカルルールがあるので発注をする個別の企業または担当者ということになるでしょうか。

 一つ一つの細かい業務は実務を経験する中で理解し習得する必要があるわけですが、ここで知っておいていただきたいのは、依頼元によって業務の流れが全く違うので、司法書士が行う実務も違うということです。

 どのように違うのか、イメージを持っていただくために、同じ不動産登記につながる仲介業者からの決済の仕事と実需系のマンションデベロッパーからの集団事件の仕事との違いをご説明しましょう。

 
 

- 司法書士のための就活コラム -
1.先輩司法書士たちがなぜ事務所選びで失敗しているのか
2.事務所を選ぶ際に確認が必要な3つのこと
3-1.司法書士業務のことを知ろう
3-2.誰がお客様か(1)|チャネルクライアントとエンドクライアント 1
3-2.誰がお客様か(2)|チャネルクライアントとエンドクライアント 2
3-2.誰がお客様か(3)|チャネルクライアントは多様
3-2.誰がお客様か(4)|不動産仲介業者からの不動産決済
3-2.誰がお客様か(5)|実需系のマンションデベロッパーからの集団事件
3-2.誰がお客様か(6)|チャネルクライアントの実務の特徴


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