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3-2.誰がお客様か(7)|司法書士のための就活コラム

業務のことを知ろう -誰がお客様か-
⑦ エンドクライアントの実務の特徴

 チャネルクライアントとの違いで見た場合のエンドクライアントの実務の特徴は、なんといっても依頼内容が確定していないことが多々あるということです。   少し具体的に言うと、エンドクライアントからの仕事は以下のような流れとなります。

① ヒアリング
 まずは依頼者から先方の課題、状況をヒアリングすることから始まります。チャネルクライアントとは異なり相手はプロでないことがほとんどですので、まずはきくことから始まります。

② 判断
 依頼者のお話をお聞きする中で、プロである司法書士はプロとして、依頼者の真の課題は何なのか、現在依頼者の置かれている状況がどのようなものになるのかを客観的に判断することになります。

③ 処方箋を書く
 そして、どのような解決方法があるのか処方箋を書くことになります。処方箋は1つの場合もありますし、複数の処方箋の中から依頼者に選択していただくこともあるでしょう。

④ 実行
 決定した処方箋に基づいて、課題解決のお手伝いをすることになります。

 ひとつ例を出してご説明してみましょう。

 ある方が亡くなって相続人からの不動産の相続登記の依頼があった場合、相続人が兄弟仲良く2分の一ずつ相続したいと言われたら皆さんならなんとお応えになるでしょうか。

 ある司法書士は「わかりました。2分の1ずつですね」といってそのまま登記します(司法書士のスタンスとしては、あとでとやかく言われるのは嫌だ、依頼者の言われたとおりにやったのだから文句は言われないだろうということです)。

 ある司法書士は「共有にするとあとでもめるケースも多いので、代償分割など単独相続についても考えてみてはいかがでしょうか」と答えて先方の判断を促します(きわめてまともなアドバイスです)。

 ある司法書士は「相続した後の不動産の利用の方法はいかがされますか。ご自分で済みますか。売却しますか。売却するならいつごろですか」といった、事後のことも考えながらお客様にとってベストな方法は何なのかを考えます(税務も絡んでくることなので、必要に応じて税理士も含めてアドバイス差し上げたほうがよいこともありますね)。

 
 

- 司法書士のための就活コラム -
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3-2.誰がお客様か(1)|チャネルクライアントとエンドクライアント 1
3-2.誰がお客様か(2)|チャネルクライアントとエンドクライアント 2
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