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4-3.勤務司法書士という働き方(2)|司法書士のための就活コラム

② 勤務司法書士のデメリット

 次に勤務司法書士のデメリットについて考えてみましょう。

 一番はリスクが低い分リタンーンも大きくないということでしょう。

 勤務司法書士の中にはこれだけの仕事量をこなしているのに給与が少ないとおっしゃる方も少なくありません。
 事業主と従業員の一番の違いはここです。
 事業主は様々なリスク(借入した資金返済、仕事がなくても経費は負担、将来の売上の保証はない、足りない経営資源を調達する必要がある、世のニーズは常に変化する、競争相手は限りがない)を抱えながら仕事をしていります。  リスクが大きい分リターンもそれなりに必要なわけです。また、リスクが大きいので売り上げが立ったからと言ってすぐ分配するのではなく、将来のリスクに備えるために内部留保も必要なわけです。

 もう一つの勤務司法書士のデメリットは、最終の意思決定を自分ですべてはできないということです。

 もちろん所長は細々としたすべてのことに対して意思決定をしているわけではありません(ただ、やろうと思ったら経営者がすべての意思決定をすることが可能です。一部を自らの意志で権限委譲しているだけです)。
 所長は決定したことの責任をすべて負う必要があるわけですから、重要な意思決定は自分自身で行います。勤務司法書士は自身で重要な意思決定を行うことができません。

 以上のメリットデメリットを考えると、その方の司法書士としてのキャリアのステージやライフプランとの関係で勤務司法書士があっている時もあるでしょう。また、その方の特性によって勤務司法書士という働き方のほうがマッチしている方もいるのだと思います。

 独立がよい、勤務がよいと一概に言えるものではないわけです。

 
 

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4-3.勤務司法書士という働き方(2)|勤務司法書士のデメリット


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